ブルーサイトタイトル

https://itoishi.com

ブルーサイト Brucite

基本情報

  • 色: 白、薄緑系、灰色系、青系、ハニーイエロー、茶色がかった赤濃い茶色
  • 屈折率: 1.623~1.702
  • 化学組成: Mg(OH)2
  • 硬度: 2~2.5
  • 比重: 2.39
  • 結晶系: 三方晶
  • 産出場所: 合衆国、パキスタンなど

ブルーサイトは、水酸化マグネシウムが鉱物化したものであり、

耐火煉瓦の主成分であるペリクレースが、地層の表面にあって容易に変化してできる鉱物です。

水酸化マグネシウムがもとになるため、マグネシウム鉱石のひとつになります。

和名では「ブルース石」または「水滑石」という呼び方もあります。

薄くはがれていく完全な一方向のへき開性があり、硬度も低いため取り扱い注意の宝石です。

 

出どころ

1824年に発見者であるアメリカの鉱物学者である

アーチボルト・ブルースにちなんで名付けられました。

ブルーサイトには繊維状のものがあって、これはネマライトと呼ばれます。

米国のペンシルベニア州シーダーヒル採石場にあるウッドのクロム鉱山での産出が有名です。

他にもパキスタン、バルチスタン州のキラサイフラー地区で、

ブドウ状の黄色、白、青のブルーサイトが発見されています。

ブルーサイト結晶

当店所有のブルーサイト

 

見どころ

透明なものから、薄いブルーからジュースにして飲みたくなるような非常に鮮やかなイエローがあります。

その色味から、身に着ければ遠くからも目立つこと間違いなしなのですが、

何せ硬度が3以下であるため、少し身に着けるには覚悟が必要でしょう。

さらに、へき開性もあるため、カット石はなかなか見かけません

 

ブルーサイトといえば、合衆国産のやや青味を帯び、

水にちなんだ和名にぴったりな宝石が主にメインでしたが、

パキスタンで新たな鉱床が発見され、かわいらしいジューシーレモンイエローの宝石が、

市場に出回るようになりました。

鮮やかなイエローの宝石を探している方には、必携の一品です。

 

在庫紹介