サーペンティンタイトル

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サーペンティン/サーペンタイン serpentine

基本情報

  • 色:通常はさまざまな色合いの緑ですが、黄色、黒、白、その他の色もあります。
  • 化学組成: (Mg、Fe、Ni、Al、Zn、Mn)2-3(Si、Al、Fe)2 O 5(OH)4
  • 硬度: 2~5
  • 比重: 2.5~2.6
  • 結晶系: 単斜晶系
  • 産出場所: ほぼ世界中

日本名は蛇紋石といいます。

緑がかったような、茶色がかったような、または斑点のある鉱物です。

多くは、マグネシウムを取り出したりアスベスト鉱物の産業用として使われますが、

一部、宝石として装飾用に使用されます。

鉱物学および宝石学では、蛇紋石は蛇紋石サブグループに属する20ほどの種類があり、

数種類が混合しているため、個別の特定が難しくグループとして扱われます。

この蛇紋という名は、色味がオリーブグリーンであることや、

質感が滑らか、またはうろこ状になっていることから、

ラテン語の 蛇の岩を意味する「serpentinus」に由来する名前となっています。

 

出どころ

基本的に世界中で採掘されますが、ほとんどが産業用です。

アンチゴライトは、蛇紋石の中でも色合いや耐久性において珍重され、

宝石として、そして装飾用の彫刻で使用されています。

インドのパンジャブ州にあるベラという町には、

アフガニスタンの採石場から送られてくる比較的純粋な形の緑色の蛇紋石を宝石細工、

特にカップや剣の柄に仕上げることで何世紀にもわたって知られていました。

 

多くの種類の蛇紋石がジュエリーやハードストーンの彫刻に使用されており、

偽の翡翠」または「テトンの翡翠」という名前で使われることもあります。

 

当店でカットされる石は、パキスタン産です。

透明な石は、数が少なく、欧州方面へ輸出されるのですが、

特定の鉱山ではなくあちらこちらで採れます。

 

見どころ

ファセットカットされ宝石として売られる石は、

オリーブグリーンからイエローの美しい色合いをしています。

ファセットカットされた宝石を、日本では一般的に販売されているところを

あまり見かけることはありませんが、

西洋諸国では、かなり人気の高い宝石です。

 

特に、発色の良いイエロー系の色合いを筆頭に、

オリーブグリーンからグリーン系の半透明の原石は数も少なく、

パキスタンでは奪い合いになりますw

白い花が咲いたようなインクルージョンを持つものもあります。

 

サーペンティンは前述した通り、グループ名であるため、

ソーティングの結果は、アンチゴライトベルチェリン

クリソタイル系になるでしょう。

 

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