ゼノタイム

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ゼノタイム Xenotime

基本情報

  • 色: 淡褐色、黄色がかった、または赤みがかった、白
  • 屈折率: 1.720~1.815
  • 化学組成: YPO 4
  • 硬度: 4.5
  • 比重: 4.4~5.1
  • 結晶系: 正方晶系
  • 産出場所: ノルウェー、ブラジル、合衆国など

ゼノタイムはリン酸塩鉱物に分類されます。

中には放射能を微量含んだものもあり、

文字通りのパワーストーンとして海外では珍重されています。

 

エジリン輝石や水晶とともに出土しますが、正方晶系で結晶化するゼノタイムは、

通常、半透明から不透明(まれに透明)で、宝石質は非常に少ない宝石になります。

ペグマタイトや気成鉱脈に産出します。

 

出どころ

最初に発見されたのは1800年代初頭のことですが、ノルウェー・ブラジル・合衆国などで採れます。

その後、アフガニスタンやパキスタンでも発見されました。

日本でも、石川県などに産地がみられますが、

実は日本では菊石として珍重されているその文様の一部がゼノタイムです。

ゼノサイトマトリックス

ゼノタイム結晶

 

見どころ

放射状または粒状の集合体で、ずんぐりしたまたは細くて細長い角柱状で結晶化します。

比重が4.4〜5.1と非常に高く、色味は茶色から黄色。時には少し赤っぽいホワイトカラーです。

 

複屈折の二色性の特性を持っていて、屈折した色合いは、茶色がかった黄色、灰色がかった茶色、

または緑がかった茶色が見られる色合いですが、その他はピンク、黄色を観察できます。

 

実は、従来ジルコンとして扱われていたものに、

相当の数のゼノタイムが含まれていた可能性があります。

 

パキスタンでは、深みのある琥珀色の宝石質の結晶がたまに採れます。

 

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