ロードナイトタイトル

https://itoishi.com

ロードナイト rhodonite

基本情報

  • 色:ピンク、ローズピンクから茶色がかった赤、赤、灰色、黄色
  • 屈折率:1.716~1.752
  • 化学組成: (Mn 2 +、Fe 2 +、Mg、Ca)SiO 3
  • 硬度: 5.5~6.5
  • 比重: 3.57~3.76
  • 結晶系: 三斜晶系
  • 産出場所: スウェーデン、米国、ブラジル、ペルー他

余談ですが、-niteが-liteになるとガーネットになり、よく間違われます。

三斜晶系で結晶化する鉱物のパイロキセノイドグループの仲間になります。

一般的には、名前の由来がギリシャ語のῥόδοςロードス(バラ色)から来ているように、

赤みが強い赤色が特徴的で、ごそっと手ごろな塊として採れ、

表面の酸化のために茶色になる傾向があります。

 

上記の化学式にありますように、鉱物に含まれる化学物質の割合で鉱物名も変わって、

およそ20%の酸化カルシウムを含んだ色味が灰褐色の石はバスタマイトと呼ばれ、

ファウレライトは7%の酸化亜鉛を含んでいます。

現在、ロードナイトと呼ばれている多くの物質が実際には、

ビチナイトフェロホドナイト、またはパイロクスマンガン石です。

 

このことから分析されるまでは、おそらくロードナイトグループ

呼ばれるべきであることを示しています。

これらの種のほとんどは、真のロードナイト呼ばれているものに比べると

少し色味が暗い印象があります。

 

出どころ

スウェーデンのヴェルムランド県のフィリップスタードと

ランバン近くのペイスベルグの鉄とマンガンの鉱山で、

小さいながらも鮮やかで半透明の結晶が採れます。

ファウレライトは、ニュージャージー州でピンクの長石にいくぶん似た、

大きくて粗い結晶が採れます。

なお、ロードナイトは米国マサチューセッツ州の公式宝石です。

ロードナイトクリスタル

ペルー産ロードナイトクリスタル

 

見どころ

ほとんどのロードナイトは、赤やピンクをメインカラーに

様々な色が混じった、カボションカットやカービング

腕輪などに加工されて販売されています。

 

近年、ブラジルやペルーで透明感の強い鮮やかな赤色のロードナイトが採れていて、

一部がファセットカットされレアストーンとして注目を浴びています。

しかし、その結晶の先端部分の透明部分は非常に狭く薄く、

ファセットカットされるには小さい場合がほとんどですが、

その赤のエナメルのような原色を感じさせる色は、

とても魅力的でひとつは持っておきたい逸品です。

 

在庫紹介