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毒や放射能のある宝石たち

世界にはいろんな特性・性質をもった石が存在します。

その中でも、毒や放射能を帯びた宝石というのは、

別の意味でレアストーンだといえるでしょう。

 

この記事では、人にとって少し危険な一方、

コレクターが求めてやまないという、

そんな変わった石を特集してみました。

 

毒性のある石

自然砒と呼ばれるヒ素が集まって菱形の結晶となって、

金平糖のような形状を持った石があります。

その名も日本名で、そのまま金平糖石と呼ばれるものです。

 

この金平糖石は、有毒のヒ素鉱物で、

口に入れることはもちろん、手に触れることも危険な鉱物なのです。

まるで、植物のトリカブトのような性質のものが、

鉱物にも存在することは不思議ですね。

金平糖石

自然砒

 

このように、直接人体に有害な鉱物の他にも、

石綿(アスベスト)も、長時間浮遊物を吸い続けると、

呼吸器に障害をもたらす鉱物もあります。

当初、石綿は耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性に優れ、安価であるため、

奇跡の鉱物」として重宝され様々な用途に広く使用されてきました。

現在は、グラスファイバー等に代用されています。

白雲母とアスベスト

画像はロンドンの自然歴史博物館より

 

水銀もまた鉱物の一つで、これは無機水銀という固体の状態ならば、

危険はありませんが、気体化し水銀蒸気になると危険で、

肺から吸収され、人体に毒性をもたらしてしまいます。

 

これらの人体にとって毒性のある石を、

さすがに宝石としてカットし販売はされないだろうと思っていましたが、

金平糖石が、さすがにカットはされていないものの販売されていました。

コレクターのあくなき探求心はすごいものですね。

 

放射能を帯びた石

実は放射能を帯びた宝石は多数存在し、販売されています。

バンデンブランデアイト原石

バンデンブランデアイト原石

バンデンブライデアイト(Vandenbrandeite)という名で、

比較的強い放射能を帯びていて、色味は青みがかった緑から、

濃い緑の斑点模様を呈しています。

結構もろく、モース硬度でも4程で、光沢はガラス体です。

トール石

3.3ct トール石

トール石も、強い放射能を帯びたその名の通り、

トリウムの含有量を反映して1829年に命名されました。

結晶はまれですが、見つかった場合、

先端はピラミッド状で短い角柱状の結晶です。

トール石は現在、ウランの重要な鉱石です。

何と色味はブラックカラーでカットされたものが市場で取引されています。

 

トリアナイト

トリアナイト結晶

トリアナイト Thorianiteもまたその名の通り、

トリウムの割合が高いことから、ウィンダム・R・ダンスタンによって名付けられた

大きな放射能を帯びた石です。

スリランカの海岸部、沖の砂利の中に混じることもあり、

主に水で磨耗した小さくも重い、黒い立方晶として発生し、

通常は1.5cmほどですが、大きいものは6cmほどにもなり,

カットされ高額で取引されます。

 

実は他にもたくさん存在して、ここには書ききれないほどですが、

 

ホルミシス効果

何らかの有害性を持つ要因について、有害となる量に達しない量を用いることで
有益な刺激がもたらされることであり、
その要因は物理的、化学的、生物学的なもののいずれかである。

放射線ホルミシス~ウィキペディア(Wikipedia)

上記のホルミシス効果としてアメリカ、ヨーロッパで根強いファンが多く

その名の通り?パワーストーンとして非常に人気です。