基本情報
- 色:緑がかった黄色、エメラルドグリーン、緑がかった青、茶色
- 屈折率: 1.630~1.650
- 化学組成: NaCa2(Mg,Fe)4Al(Si6Al2)O22(OH)2
- 硬度: 5.0〜6.0
- 比重: 3.3
- 結晶系: 単斜晶系
- 産出場所: スリランカ、タンザニア、バフィン島、カナダなど
日本名では、パーガス閃石といいます。
パーガサイトのように硬度が5〜6の場合、
理論的には宝石として使用できますが、
完全劈開の性質があるために、ファセット加工はほぼ不可能です。
もし、可能だとしてもデリケートな忍耐強いタッチが必要であり、
ほとんどのカッターはまず試みようとしません。
またパーガサイトは、アクチノライトと密接に関連しており、
この2種を区別するためには、高度な宝石学的テストが必要となります。
出どころ
産地が名前の由来になっており、
フィンランドのパルガス渓谷で最初に産出されました。
産出国は広くわたりますが、それぞれの鉱床は少なく、
希少性の高いレアストーンとなります。

パキスタン産パーガサイト結晶と雲母
見どころ
パルガサイトは透明から半透明で、
一般的にはライムグリーンまたは茶色で見られます。
まず1カラットオーバーがあれば、大粒といってもいいでしょう。
とにかくカットが難しい鉱物ですので、
カット石が滅多に見かけることはありません。
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