ジェレメジェバイトタイトル

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ジェレメジェバイト Jeremejevite

基本情報

  • 色: 無色、白、やや黄色、青、薄黄褐色、マリンブルー
  • 屈折率: 1.64~1.65
  • 化学組成: Al 6 B 5 O 15(F、OH)3
  • 硬度: 6.5~7.5
  • 比重: 3.28~3.31
  • 結晶系: 六角晶系
  • 産出場所: ナミビア、タジキスタンなど

ジェレメジェバイトは希少なホウ酸アルミニウムであり、

最初に鉱物を認識したロシアの鉱物学者兼エンジニアである

ジェレメジェフにちなんで名付けられました。

エレメーエファイトやエレミア石とも呼ばれています。

 

きっかけは、少女が飛ばした青い色をしたかけらがきっかけだったのが、

この宝石の面白いところでした。

もし、このかけらが、宝石商の目に留まらなかったら、

今のジェレメジェバイトは日の目を見なかったかもしれません。

 

出どころ

1970年代初頭に発見され、当初アクワマリン(アクアマリン)とされていましたが、

1970年代半ばに青いクリスタルがはじめてジェレメジェバイトとして識別されました。

実は、1970年以前に、ジョンソール(アフリカの鉱山をいくつか運営)が、

ナミビアでは珍しい、透明から藁のような黄色がかった

細長い鉱物の標本を発見しましたが、当時はそれ以上の採掘は行われてませんでした。

ほとんどの宝石になる原石は、このナミビアから来ています。

そのままカットしても良いような棒状の美しいクリスタルで、

オーバルやラウンドカットにしてしまうと、かなり小さくなってしまいます。

 

見どころ

ジェレメジェバイトは、重量が1カラットを超えることは滅多にありません。

一見、無色から黄色がかった色合いですが、

さまざまな角度から見ると少し淡い青を示します。

最高の宝石グレードの素材は、ほぼ10年前に市場にありましたが、

以後、それほど多くは出回っていません。

ジェレメジェバイトは非常に希少な鉱物であり、

原石が宝石の品質で見つかることは滅多になく、

カット石になるとほとんど見かけません。

 

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